●127 戀しき山河 こいしきやまかわ 〇うららのひかげにはなはさけど
表題:戀しき山河[恋しき山河]
読み:こいしきやまかわ
収録:(A)新女子音樂教科書 第3編 若狭萬次郎 共益商社 1933(S.8).9.26=初/1936(S.11).9.28=修訂 ◎Copy=(K12)
(B)新女子音樂教科書 教授用書 第3編 若狭萬次郎編 共益商社 1938(S.13).8.14=初 ◎Copy=(K57)
(C)新女子音樂教科書第3編 若狭萬次郎 共益商社 1932(S.7).9=初 ◎[A3-21],Copy=(K74)
記譜:(A)(C)単声(伴奏なし) ホ短調 6/8
(B)単声(伴奏あり) ホ短調 6/8
インチピット:ミ|ラシドシラ|シミミ|
曲:Humphrey J.Stark
編曲:Wakasa(若狹萬次郎)
詞:犬童球渓
※「故郷の山河」(A45)と同曲同一詞
※山河=やまかわ(歌詞中にある)
[詞] ※新女子音樂教科書3より
1.うららの日かげに花は咲けど 故郷(ふるさと)思へば心わびし
父母同胞(はらから)つつがはなきか 夢にも見ゆるよ郷(さと)の小山
名殘(なごり)を惜しみて別れし春は 再び此の身にめぐり來(きた)る
何(いづ)れの時にか事成し遂げて 戀しき山河(やまかは)馴れにし山河
我は訪(と)はん
2.み空の月かげ清くすめど 故郷思へば眼(まなこ)曇る
おととい友がきつつがはなきか 夢にも浮ぶよ郷(さと)の小川
我が家を離れて幾年月(としつき)を すごしし此の身に秋は來る
何(いず)れの時にか學(まなび)を終へて 馴れにし山河戀しき山河
我は訪(と)はん
※(C)1932(S.7.9)初版では2番第3節
「すごしし此の身」が「さすらふ此の身」となっている
注)おととい=兄弟
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